2020年NPBリクエスト成功率ランキング|最多は三木監督、最低は与田監督と西村監督

プロ野球2020年シーズンでは計500回のリクエスト(判定検証要求)が行われました。前年の561回から減少しましたが、これは新型コロナウイルスの影響による試合数減少のためです。1試合平均では0.694回と、前年の0.654回をやや上回りました。

2020年リクエスト成功率ランキング

リクエスト成功率トップ3

  • 1位:三木肇監督(楽天)
    • リクエスト回数:50回
    • 成功数:22回
    • 成功率:.440
  • 2位:ラミレス監督(DeNA)
    • リクエスト回数:50回
    • 成功数:20回
    • 成功率:.400
  • 3位:栗山英樹監督(日本ハム)
    • リクエスト回数:54回(リーグ最多)
    • 成功数:21回
    • 成功率:.389

楽天・三木監督とDeNA・ラミレス監督は成功率4割超えと高い精度を誇りました。しかし、両監督ともシーズン終了後に退任しています。

その他の主な監督のリクエスト成績

順位監督名チーム成功失敗成功率
4位原辰徳巨人1219.387
5位井口資仁ロッテ1627.372
6位佐々岡真司広島1526.366
7位辻発彦西武1431.311
8位工藤公康ソフトバンク822.267
9位高津臣吾ヤクルト1031.244
10位矢野燿大阪神1032.238
11位中嶋聡(代行)オリックス414.222
12位与田剛中日728.200
13位西村徳文(辞任)オリックス416.200

リクエストの傾向と成功率の違い

  • 成功率平均は.326
    • 12球団平均では約3割強のリクエストが成功する結果に。
  • 与田監督・西村監督(オリックス、辞任)がワースト
    • 成功率.200と厳しい結果。特に与田監督は昨季(2019年)も成功率が低く、リクエスト数自体も少なかった
  • ヤクルト・阪神の低成功率
    • 高津監督(ヤクルト)と矢野監督(阪神)は、選手のアピールに応じて積極的にリクエストするも成功率は低め

2020年リクエストの総括

リクエストは試合の流れを左右する重要な戦術ですが、監督の判断力とリクエストの見極めが成功率に影響しています。成功率が高い監督ほど、無駄なリクエストを減らして的確に活用している傾向が見られました。

2021年以降も、リクエストを有効に活用できる監督が勝利に近づくといえるでしょう。

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