DeNA赤字転落 “優良資産”ベイスターズどうなる?

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ベイスターズはどうなる?親会社ディー・エヌ・エーが2019年4~12月までの9か月間の決算で501億円の赤字に転落した。一方でベイスターズを含む「スポーツ事業」は唯一の増収増益を果たし、「優良な資産」(守安功社長)となった。

この日公表された決算資料によると、同社は9か月間の売上高が前年同期比3.7%減の911億円、純利益は前年の80億円の黒字から501億円の赤字に転落した。これを受けて会長の南場智子オーナーらは役員報酬の50%を返上する。

ただ、そんな中でスポーツ事業だけは好調だ。ベイスターズがレギュラーシーズンで2位に浮上、本拠地でクライマックスシリーズ3試合を開催したこともあり、売上高は19%増の188億円、営業利益は23%増の37億円となった。

今決算で唯一の成長事業となったベイスターズは近々の身売りの心配はないだろうが、本業のゲーム事業の不振が球団経営に悪影響を与える恐れも無きにしも非ずだ。このオフには筒香をポスティング制度を利用してレイズに移籍させたが、新人と助っ人を除く補強はオリックスを戦力外となった高城のみ。さらに、今季の主催試合には試合によって価格が5段階の「フレックスプライス制」を導入。最も高い試合は13試合あるが、チケット料金は前年比3割以上の値上げとなった。

こうした動きは本業の不振と無関係ではないだろう。不振が続くようならば、年俸が上がったスター選手はFA権取得前にポスティングで“売却”する動きが加速しかねない。メジャー球団も関心を寄せる今永昇太や山崎康晃は、親会社の都合で早めにメジャー進出といったシナリオも考えられなくはない。

さらに、現在はまだ余裕のある資本の減少が長期化すれば、本体を守るために優良資産であるベイスターズが売却の対象となる可能性もあるだろう。いずれにせよファンにとっては心配だ。

文・写真/BBNEWS編集部

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