練習嫌いのHR王、元メジャーリーガーも・・・練習はウソをつかないってホント?

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キャンプが始まった。「則本が200球投げ込み」「ヤクルトが1人1000スイング」といったニュースが連日、流れるだろう。

初日に紅白戦を行い、キャンプを10日程度で切り上げて実戦を多くこなすロッテの井口資仁監督は少数派だ。オープン戦へ向けて、キャンプで練習量をこなすチームがほとんどだ。そんなタイミングだから問いたい。「練習(努力)はウソはつかない」という言葉は本当か。

旧知のプロ野球関係者によると、「今も昔も、真面目に練習する選手の方が圧倒的に多い」。彼から聞いた話では、元南海の門田博光氏が強烈だ。「本塁打の打ち損ないがヒット」という門田氏は、尿管結石が持病だった。対処法として練習中にビールを飲んで石と汗を出しながら、ひたすら鉄の玉を打ち込んだ。

何度も悩まされたアキレス腱の故障の打開策は「本塁打を打てば走らなくて良い」。結果、3度の本塁打王と、歴代3位の567本塁打。何とも豪快だ。

「実戦主義」の井口監督もよく練習した。ダイエー時代はチームリーダーの小久保裕紀や「平成の三冠王」松中信彦が居残って練習するため、チームメイトはなかなか帰れなかった。ロッテ時代は全体練習の前にウエートトレーニングをこなした。そんな井口監督だ。試合をするからと言って、練習を減らして良いという考えではないだろう。

一方で、ほとんど練習せずに結果を残した大物もいる。例えば、大リーグでも活躍したクローザーである。知人によると、キャンプ中はブルペンでなく室内練習場に籠って寝ていたという。キャンプのメーンはゴルフだったとか。

現役ではセリーグ某球団のスラッガー。打撃練習をせずに帰ってしまうことも珍しくない。それでも本塁打王を何度も獲得している。鬼コーチが昨季に就任したので、今は分からないが。

猛練習やその成果といった話が筆者は好きだ。努力する選手に水を差すつもりもない。ただ、野球界には練習をしなくとも結果を残す天才もいる。それはそれで面白いと思うのだ。

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