メジャー通算555本塁打で、台湾プロ野球(CPBL)での復帰を熱望しているマニー・ラミレス(元高知ファイティングドッグス)が、味全ドラゴンズと交渉していることを明かした。
ラミレスは復帰意思を明かした台湾メディア「The Taiwan News」に対し、米国内の複数の球団からオファーが来ていることを明かした上で「それでも私はCPBL優先。現在は息子が私の代理としてドラゴンズと交渉している。神の許しがあれば、後半戦に私の出番があるだろう」と語った。
味全の呉徳威オーナーや葉君璋監督はラミレス加入を否定しているが、一方で広報担当者は「マニーが台湾で復帰したいとすれば、ドラゴンズは選択肢の一つかもしれない。この件についてはもう少し経たないと何とも言えない」と含みを持たせた言い方をしている。
味全ドラゴンズは昨季10年ぶりにCPBLに再加盟。今季からCPBL二軍戦に参戦しており、一軍戦への参加は来季から。ムネリンこと川崎宗則がコーチ兼任を拒否して今季の契約が不調に終わっており、来季の“目玉”となる大物選手を物色中。
高知ファイティングドッグスに所属した2017年以来の現役復帰を目指すラミレスにとっても無理のないスケジュール。利害が一致しているようにも見えるが、両者の交渉の行方は如何に。
文/BBNEWS編集部 写真/instagramより