14日の台湾プロ野球(CPBL)統一ライオンズ-富邦ガーディアンズ戦で、統一の四番打者・高国慶が九回に登板、プロ初奪三振を記録してスタンドを沸かせた。
3-14と富邦が大量リードで迎えた九回表、統一は一死二塁で投手を交代、一塁を守っていた高国慶がマウンドに上がると、それまで静まり返っていたスタンドが大いに盛り上がった。高国慶は1人目の打者申皓瑋に左前打を許し、次の王正棠には中犠飛を打たれたが、3人目の高国麟を107キロのフォークで三振に仕留めた。2/3イニングを投げ最速119キロながら、この日登板した統一6投手の中で唯一、自責点0で抑えた。
高国慶は昨年6月にもやはり大差の試合に登板しており、1回無失点。生涯防御率は0.00だ。初奪三振を記録したほか、41歳313日での登板はCPBL史上8番目の高齢登板記録に。大差で負けているにもかかわらず、嬉しそうにスタンドの歓声に応えてマウンドを降りた。打撃成績も今年は39試合に出場して打率.365。間もなく42歳とは思えない。
CPBL後期、14日終了時点の順位は以下の通り。
1位 統一 9勝6敗
2位 楽天 8勝7敗 1.0
3位 富邦 7勝7敗 1.5
4位 中信 6勝10敗 3.5
文/BBNEWS編集部 写真/CPBLTVより