現在のセ・リーグ最高勝率は巨人の山口が確実にしている。
1山口俊(巨人)15勝4敗.789 (残り2試合)
2今永昇太(DeNA)13勝6敗.684 (残り2試合)
2柳裕也(中日)11勝6敗.647 (残り3試合)
今季の山口は安定感が抜群、エース菅野が不安定で抹消を繰り返す中、チームを優勝に導く柱となった。このままではセ・リーグで「13勝以上」の規定をクリアする投手は今永と2人だけに終わりそうだが、.789という数字は歴代の受賞者と並べても低くない。巨人では2015年のマイコラス以来のタイトル獲得だ。
今永は激しく山口と争ってきたが、9月10日の巨人戦で黒星を喫したのが痛かった。19日の広島戦も7失点で勝ち負けなしと、終盤に息切れしてしまった感はあるが、5月には4勝で初の月間MVPを受賞、チームの2位躍進の原動力となった。
3年目の柳は初の二桁勝利と飛躍の一年になった。7月7日に9勝目を挙げるまでは9勝2敗と抜群の安定感だった。真のエースに成長するためには、好不調の波をなくしたい。