12球団今季のスローガン ーDeNA編ー

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「Go Beyond the Limit.」(日本語訳:限界を超えろ)。3年ぶりにクライマックスシリーズ進出を逃した昨シーズンの悔しさや焦りを跳ね除け、チームとファンがより一丸となって20年ぶりのリーグ優勝、日本一を達成するために、ラミレス監督自らが考えた。

ラミレス監督はこうコメントする。「2018年シーズン、私たちは大きな手応えとともに開幕を迎えましたが、結果は3年ぶりのBクラスとなり、皆さんの期待に応えることができませんでした。
私たちの本当の力はこんなものではない。どうしたら、このチームがさらに強くなれるのか。どうしたら、ここからステップアップできるのか。 こうしたことを考えている中で、『Go Beyond the Limit.』という言葉がふと頭に浮かびました。好調な時の自分に「戻る」のではなく、自分自身の限界を「超える」という変革の意識を持たなければ、大きく飛躍することはできないと強く感じました。これはチームだけでなく、支えてくださるファンの方々も含めたベイスターズファミリー全体に向けた言葉です。
昨シーズンは球団史上最多となる200万人をも超えるファンの皆さんに最高のサポートをいただきましたが、2019年シーズン、限界を超えるためには更なるサポートが必要不可欠です。共に戦い、今年こそ共に歓喜に沸くシーズンにしましょう」

投打ともに、クライマックスシリーズ進出を狙うポテンシャルを秘める。

投手陣では、昨季新人王の東、石田の両左腕を故障で欠くが、開幕投手の今永、濱口、井納、飯塚、ドラフト1位の上茶谷がローテーションを担う。実績は十分とは言い難いが、能力は高い。山崎という球界を代表する抑えがいるだけに、先発が試合を作れるかが、躍進への鍵を握る。

打線は昨季の本塁打王ソトを二番に置き、宮崎、筒香、ロペスと続くリーグ屈指の重量打線。八番に投手を入れる、ラミレス監督ならではの采配も継続する。九番の桑原が、リードオフマンの楠本へ繋ぐ役割を担う。



指摘しておきたいのは、二塁を守るソトの守備力だ。キャンプ、オープン戦を通じてあまりにも不安定だ。一点を争う試合やクライマックスシリーズのような短期決戦では、致命傷になりかねない。ラミレス監督も承知しているはずで、試合の終盤には、巨人から加入した中井らの出番も少なくないだろう。

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