12球団今季のスローガン ー西武編ー

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昨季のリーグ王者は「CATCH the GLORY 新時代、熱狂しろ!」を掲げる。これまで以上に熱く、果敢に戦い、「新時代」を駈け上がり続ける若い選手たちによって、新たな栄光(=日本一)をつかみ獲るという想いを込めた。

辻監督のコメントに、今季の課題が表れている。「投打の主力が抜けたなかで新しい力が成長していかないとパ・リーグ連覇は難しいと思います。 “新生”ライオンズを作り、成し遂げられなかった日本一に向けて頑張ります」

127打点を挙げ、打点王を獲得した浅村栄斗が楽天へ、エースの菊池雄星がメジャーへ移籍した。投打の柱が抜けたのはさすがに痛い。特に、菊池は14勝4敗で、一人で10の「貯金」を作った。


昨季のチーム防御率は4.24。リーグ最下位でも優勝出来たのは、打線の破壊力が図抜けていたからだが、投手力が昨季より落ちるであろう今年は、打線のさらなる援護が求められる。秋山翔吾、山川穂高、森友哉らを擁する打線は、浅村が抜けても充分に魅力的だ。


若い力では、ドラフト1位の松本航(日体大)がローテーションの一角を担うと見られていたが、肺炎で離脱した。鍵を握るのは、今井達也と高橋光成。甲子園の優勝投手2人が先発としてどれだけ勝てるか。

若手ではないが、昨季二桁勝利を挙げた榎田大樹と、巨人から加入した内海哲也の両先発左腕が相次いで故障した。辻監督だけでなく、渡辺久信GMもアタマが痛いだろう。

浅村と、菊池を含めた複数の先発投手。その穴を埋め、「新時代」を築く若手の台頭が望まれる。

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