「水金地火木ドッテンカープ」
18年の「℃℃℃(ドドドォー!!!)」もわからなかったが、今年はそれに輪をかけて意味不明だ。説明不能なので球団公式サイトを引用すると、「小さな子どもから年配の方まで世代を超えてみなさんが口ずさんだことがあり、時が流れてもずっと頭の中にあるフレーズ『水金地火木土天海』をアレンジしました。様々な特徴を持ちながらも同じ方向に公転する太陽系の家族である惑星、カープも『家族』のようなチームワークで戦ってまいります。デザインには、キャッチフレーズをリズムよくラップで刻むキャラクターを採用しました。リズムよくセ・リーグ4連覇、そして日本一を達成できるように突き進み、太陽系で1番輝くチームを目指します!ファンの皆様にもラップを刻むように口ずさんでいただければと思います!! 」だそうだ。
スローガンはさておき、リーグ4連覇、そして日本一を目指す上では丸の抜けた穴をいかに埋めるかが問題だ。丸と入れ替わりで巨人から加入した長野や野間らの候補がオープン戦でそろって不振だったのは気がかりだが、田中、菊池の1、2番コンビや鈴木、松山が並ぶ打線は依然として得点力抜群だ。
投手陣も大瀬良、ジョンソン、野村の3本柱は計算が立つうえ、3年目の床田がオープン戦で好投し、緒方監督が「今年のキーマン」に指名した。
新人では、小園海斗(報徳学園)が高卒ルーキーらしからぬたくましさを見せて開幕1軍の座を勝ち取った。本職のショートには田中という大きな壁があるが、他のポジションにも視野を広げればシーズン中にレギュラーの座を掴む可能性もありそうだ。