黒人選手に「サル」J1川崎&浦和が法的措置…楽天は刑事告訴

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サッカーJ1川崎と浦和が21日、SNS上での差別的な投稿に法的措置を講じると発表した。プロ野球ではさらに強硬な措置として、楽天球団が7月末、公式SNSで球団や選手に誹謗中傷などがなされた場合に警察への届け出や投稿者の特定を行うと警告している。

浦和と川崎は20日19時から埼玉スタジアム2002で対戦。川崎が3-0で勝った。その夜、「実在する川崎のサポーターになりすました」とされるインスタグラムのアカウントから、試合に出場した浦和の外国人選手4人の顔写真が投稿された。猿を模した加工がなされ、「彼らは人型のサルです」と書かれている。

川崎のサポーターとされる3人のTwitterアカウントによると、数年前からユーザー名やアイコンを真似たインスタグラムのアカウントが作られ、他クラブの選手らに対する誹謗中傷や差別的な投稿とコメントが繰り返されていたという。

「なりすまし」だけでは刑事罰を受けることはないようだが、なりすましたアカウントで行った投稿が、名誉毀損罪などに当たる場合がある。なりすまして「サル」などと書けば侮辱罪に該当する。

東日本大震災や阪神淡路大震災、新型コロナウイルスを持ち出しているほか、外国籍選手の肌の色や国籍に関する文言が見られる。怪我を願う表現もある。

阪神淡路大震災の再来を願っているそうだ。

横浜Mの韓国人選手に対して。

なりすましの「被害者」とされる女性らは川崎に相談していたようだ。

川崎は21日夜にホームページやTwitterを更新。「弊クラブの実在のサポーターになりすまし、差別的な表現や偏見・誹謗中傷を伴う看過できない投稿が、SNS上に散見される」とした上で、「弁解の余地はなく、断罪されるべき」と非難した。

その上で、「注意喚起だけではなく直接的・具体的な対応が必要であると考え、適切な方針を提案してもらうべく、顧問契約を結んでいる弁護士事務所と具体的な調整に入りました」と報告した。「差別・偏見・誹謗中傷にあたる行為は絶対に許容しません」と宣言し、「証拠の保全」を目的に、投稿のスクリーンショットを撮るよう呼びかけている。

浦和も同日夜、川崎サポーターによる「なりすまし」と見られるとした上で、「法的措置を辞さない」と続いた。

プロ野球では楽天球団の公式ツイッターが7月29日、公式SNSで球団や選手に誹謗中傷などがなされた場合、警察への届け出や投稿者の特定を行うと「警告」した。

抑えを更迭された森原康平やロッテから加入した鈴木大地に対し、様々なコメントが公式ツイッターなどに寄せられていることを念頭に置いたと見られる。
・楽天球団「警察へ届出」森原康平ら誹謗中傷に

楽天は台湾では、疑惑の判定を巡るテレビ放送やSNSの声に激怒。「球団の名誉を傷つける行為に対しては法的措置を取る」と警告し、公共放送に謝罪を要求している。
・楽天球団「法的措置」 SNS審判買収疑惑に【台湾】

文/BBNEWS編集部 写真/BBNEWS、instagram、Twitterより

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