首位ソフトバンクに0.5ゲーム差と迫っているロッテの吉井コーチがブログを更新し、投手陣の前向きな変化を歓迎した。
「ホームでのライオンズ3連戦(1勝2敗)、福岡でのホークス3連戦(3勝)、4勝2敗でした。この6連戦も投手陣、よくがんばりました」と前置きし、まずは美馬を挙げた。
「その中でも、美馬が素晴らしい勝負根性を見せてくれました。6回、不運な当たりや味方のエラーで逆転され、気持ちが切れてしまいそうなところ、7回まで投げてくれました。
6回、ベンチに帰ってきて美馬の様子を見ていたのですが、彼はわしの顔を見るなり、もう1回いきますとキッパリ言いました」
美馬以外の先発陣も、長い回を投げたい気持ちを出している。「小島、岩下、種市らも、交代を告げるともっと投げさせろオーラを出すが、そういう気持ちはコーチとしてではなく、元投手として嬉しい気持ちになります。(投手は基本的に負けず嫌いで目立ちたがり屋)」
さらに、両リーグトップの20セーブを挙げている益田も投げたがるという。
「益田が、今季初の3連投しました。(益田も投げさせろオーラを出していた)3連投は相当投手に負担がかかるが、マリーンズもやるときはやります。(それでも、年2、3回にしておきたいが)」
コロナウイルス感染拡大による調整不足を踏まえ、開幕時の先発陣の球数は70-80球を下回るのを目標にしていた。投球回や登板感覚を含め、野茂英雄氏のトレーナーに師事していた元大リーガーの吉井コーチは常日頃から、選手のコンディションに気を配っている。だが、やるときはやるようだ。ソフトバンクとの直接対決は特別だったろう。
ドラフト1位の佐々木朗希も一軍に帯同させて、怪我のないように育てている。肘を痛めていたとの報道もあり、ノースロー期間も長かったが、福岡で数十球のキャッチボールを再開した。
ダルビッシュらも指導した名伯楽は、巨人から加入した沢村も再生してもらいたい。
文・写真/BBNEWS編集部