韓国プロ野球”飛ぶボール”疑惑 巨人サンチェスは大丈夫か

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5日に開幕した韓国プロ野球で、ホームランの急増が話題になっている。昨季、極端な打高投低を是正するために公認球の反発係数を引き下げられ、今季もそれを踏襲しているはずなのだが、開幕週の結果は一昨年並みに逆戻りしている。

序盤の27試合で出た本塁打は61本。1試合当たり2.26本になる。昨年の1.97本を大きく上回り、一昨年の2.33本に近い。平均打率も今季は.272と昨季(.254)を大きく上回り、一昨年(.266)よりも高くなっている。

原因として真っ先に疑われたのが「公認球」の反発係数を戻したのではないかという点。KBOは7日に公認球の検査結果を発表し、「すべて合格基準を満たしている」とした。平均の反発係数は0.4141と、昨年10月の検査(0.4105)より若干高いが、一昨年(0.4198)ほどではない。ただ、反発係数の合格基準は0.4034〜0.4234と幅があるため、「飛ぶボール」が紛れている可能性は否定できない。

それでも韓国メディア上では「打者が低反発球に対応した」という説に傾いているが、投手陣にとっては受難の年となっている。元千葉ロッテでktウィズの救援投手イ・デウンは今季4試合で4回1/3を投げて2被弾を含む6安打6失点で防御率10.38。昨年(防御率4.08)から大きく成績を落とした。元ヤクルトでSKワイバーンズの昨季のセーブ王・河載勲(ハ・ジェフン)も、6日の試合で本塁打を含む2安打1四球と不安定な投球を見せた。2人以外にも、KBOでは前年から成績を落としている投手が多い。

ここで思い起こされるのが巨人のサンチェスだ。昨季、KBOで28試合に登板し17勝5敗、防御率2.62、165イニングで被弾は2本だけと文句のつけようのない成績を残し巨人に迎えられた。だが、低反発球の助けがなかった一昨年は29試合で8勝8敗、防御率は4.98、145回1/3で26被弾とまるで別人のような成績だった。

日本でのオープン戦では、3試合7回2/3を投げ2本塁打を含む13安打を浴び11失点の防御率10.57。NPB球に「滑る」「縫い目が低い」などとこぼしていたが、昨季のKBO球を望むのは叶わぬ夢だ。開幕延期期間にしっかりアジャストし、年俸(3億4000万円)に見合った活躍を見せることができるだろうか。

文・写真/BBNEWS編集部

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