韓国プロ野球“日本離れ”加速 沖縄キャンプは7→2球団に?

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日韓関係の悪化を受けた韓国プロ野球界の「日本離れ」が止まらない。

徴用工問題に端を発する日韓関係の悪化で、韓国では7月から「日本不買運動」が盛り上がり、例年なら沖縄や宮崎で秋季キャンプを実施していたチームは、一斉にキャンプ地を台湾や国内に切り替えた。来春のキャンプもこの傾向は続きそうだ。

沖縄県庁によると、今春に沖縄でキャンプを実施した7球団のうち、起亜タイガース、ハンファイーグルス、SKワイバーンズ、斗山ベアーズの5球団からは、予約していた施設などにキャンセルの申し入れがあったという。起亜、ハンファ、SKの3球団は米国にキャンプ地を変更した。斗山は一次キャンプを沖縄からオーストラリアに切り替え、二次キャンプは宮崎で実施する予定だ。

このほか、嘉手納町で春季キャンプを予定しているロッテジャイアンツは、現時点でキャンセルはしていない。球場側は芝生の養生作業を行っているが、韓国では「オーストラリアにキャンプ地を変更する」と報道されている。

結局、今のところ日本でキャンプを実施しそうなのはLGツインズと三星ライオンズ、斗山の3球団。だが、LGも2021年からは米アリゾナにキャンプ地を移すことを決定済み。こうなると、残り2球団も世論を慮るだけでなく、練習試合が組めないなどの不都合も生じることから、2021年は日本で春季キャンプを行うチームがゼロになる可能性もある。

韓国の各球団の狙いはもちろん「日本不買運動」への参加だ。チームや関係者がキャンプ中に日本で支出する金額は、8球団が日本でキャンプを実施した今年であれば10億円規模に達するという。

ただ、当事者のはずの沖縄県は「施設が空いたことで利用したいという団体もあります。損害が発生するかどうかも現時点はまだ分かりません」と涼しい顔。

韓国各チームは遠隔地の米国や豪州、台湾などで新たに施設を確保、コストが膨らむ上に時差や練習試合を組みにくくなるなどの問題を抱えた。韓国プロ野球界も心の底では日韓の「和解」を願っているかもしれない。

文・写真/BBNEWS編集部

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