阪神は30日、一軍チームスタッフ1人が新たに新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。29日に続いて連日の陽性判明で、5選手とスタッフ4人、計9人の「集団感染」となった。
球団によると、29日にスタッフ1人の陽性が判明したことを受け、このスタッフと同じ職種のスタッフ数人の検査を実施したところ、1人が「陽性」と判明した。新たな陽性者は自宅隔離中だが、昼の検温で37.5度の発熱の症状が出ているという。
保健所はこのスタッフの濃厚接触者はいないと判定し、今後のスケジュールは変更しない。
しかし、阪神は25日に浜地、岩貞、陽川、糸原、馬場の5選手とスタッフ2人の感染が判明。その際、感染者と「会食」した選手は抹消する措置を取ったが、それ以外の選手、スタッフは「保健所の判断」を理由に濃厚接触者なしとして、予定通り試合を続けた。
その結果、29日に1人、30日に1人と五月雨式に感染者が拡がる結果となった。2人のスタッフは、25~27日のヤクルト戦や29日の中日戦にはチームに帯同しており、そこで新たな感染が起きている可能性は否定できない。
球団は30日、新たに感染が判明したスタッフと同職種の全員を自宅待機とする措置を取ったが、これで感染拡大が食い止められるのか、祈るしかない状況だ。
文・写真/BBNEWS編集部