阪神3失策、西は自責0で5敗目

阪神 日ハム

◆阪神2-3日本ハム◆
阪神が3失策がいずれも失点につながって日本ハムに惜敗。先発の西は自責点0で5敗目を喫した。

まずは四回、先頭打者・近藤のライト線への二塁打を糸井が雑な送球で中継の糸原が捕球できずに近藤は三塁へ。清宮に犠飛を打たれて先制点を許した。次は六回だ。一死一塁から中田のファーストへのファールフライをマルテが落球。打ち直しとなった中田は右中間にヒットを放ったが、これをまたしても糸井が後逸(記録は二塁打)して、一塁走者近藤の長駆ホームインを許した。そして同点に追いついた直後の七回には、この回から遊撃の守備に入った北條がゴロを一塁に悪送球して無死二塁(記録は内野安打とエラー)とし、犠打で送られた後に大田の犠飛で3点目を奪われた。

西は試合後、「味方のミスをカバーすることができず、悔しい投球」と気丈に語った。西は援護に恵まれず、5月10日の中日戦以降白星なしで、防御率2.31ながら3勝5敗となった。

阪神の失策数はこれで52とリーグトップだが、この日の3失策にも矢野監督は「グランド状況も悪いんで、それがエラーになった」、久慈守備コーチも「北條を攻めることはできない」、清水ヘッドコーチも「やったことは仕方ない。ミスしても取り返そうと必死にやってくれればいい」と、おとがめなし。エラーを叱っても委縮するだけということなのか、最初から守備に期待はしていないのか…いずれにしても西が気の毒な試合だった。

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