◆阪神0-9中日◆
阪神は打っては2安打、守っては2失策という冴えない戦いぶりで中日に大敗した。
初回、無死一塁で強打が放った平凡なゴロを小幡がトンネル。無死一、三塁とピンチを拡大し、その後高橋の犠飛で先制点を奪われた。
三回には無死一塁でアルモンテの左前打をサンズがファンブル。一走京田の三塁進塁を許し、無死一、三塁とし、その後高橋の併殺打とシエラの適時打で2点を失った。
失策にはならなかったが、五回には二死一、二塁から大野雄の中前打にチャージした近本が打球を後ろに逸らして三塁打とする場面もあった。
矢野監督は2失策について「竜平(小幡)のも難しい打球じゃなかったけどね。チャレンジして取りに行ったとかそういうプレーじゃないから。ああいうところはしっかりやっていかないと。結果的に球数が増えて、そのあとのイニングとかにも絶対的に影響してくる」「サンズもまあ、跳ねているのは跳ねているんだけども。それも言い訳にはできない」とバッサリ。
しかし、阪神は昨季も12球団一の102失策を記録したが、守備担当の久慈コーチ、藤本コーチらは“お咎めなし”で今季を迎えた。対して守備力が高いわけでもない選手たちに複数ポジションを強要する采配も相変わらず。ましてや今はコロナ禍のため、守りで安定感を発揮していた木浪と糸原を欠いている。12球団最多の62失策を今さら嘆いても仕方がないだろう。
文・写真/BBNEWS編集部