阪神・藤浪がウエスタン広島戦で8回1失点の好投も昇格は先送り(動画)

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一軍復帰を目指す阪神・藤浪晋太郎が29日、ウエスタンリーグ・広島戦(マツダスタジアム)に先発、今季最長の8回を投げ4安打1失点と好投したが、一軍投手陣との兼ね合いから昇格決定とはいかなかった。

初回、先頭の大盛に粘られたが11球目で三振を奪うと、その後は前回6月18日の広島戦同様、打たせるピッチングを基本に省エネ投球。二回に先頭の坂倉に二塁打を許し、一死二、三塁から永井の三ゴロの間に1点を失ったが、この日の失点はこれだけ。許した4安打のうち2本は内野安打で、課題の制球も与四球1、大きく外れる抜け球もなく安定していた。一方、直球は三回にサンタナに投じた154キロが最速だったが、八回にも151キロを記録するなど、最後まで球威は衰えず。五回には大盛に対し、これまで控えてきた118キロのカーブで一直に打ち取る余裕も見せた。

オープン戦中盤に極度の制球難から自ら二軍調整を志願した藤浪は、5月18日の実戦復帰以降、以下のような投球内容を重ねてきた。

5月18日 広島戦    1回 無安打 無四球 1奪三振 無失点(9球)
5月30日 オリックス戦 3回 無安打 1四球 2奪三振 無失点(36球)
6月11日 オリックス戦 5回 1安打 無四球 8奪三振 無失点(59球)
6月18日 広島戦    7回 10安打 2四球 7奪三振 3失点(89球)
6月29日 広島戦    8回 4安打 1四球 8奪三振 1失点(101球)

登板を重ねるごとに順調にイニングを伸ばし、投球内容も良化しており、29日の広島戦が一軍への“昇格テスト”になる可能性もあった。ただ、矢野監督は一軍投手陣の状況から早期の昇格には否定的。次回登板もファームで7月6日のヤクルト戦(戸田)となる見通しだ。

ただ、藤浪自身「一軍だったら苦しい投球になっていると思うところもある」と語るように、二軍相手では“自分との闘い”を強いられる段階まで来ている。阪神の一軍投手陣も、6月に入ってから先発投手に勝ち星が付いたのはわずか4回と、決して盤石ではないのが実態だ。どのタイミングで藤浪を一軍に復帰させるのか、矢野監督の決断が注目される。

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