阪神・藤浪「集大成」に9四球でトレード再燃

阪神

トレード再燃は必至だ。阪神の藤浪晋太郎が「今年の集大成」と送り出された26日のみやざきフェニックスリーグ・ハンファ戦で、4回9四球無失点という「怪投」を見せた。

首脳陣に極度の制球難を問題視され、今季の一軍登板がわずか1試合に終わった藤浪。フェニックスリーグでは「いい感覚を取り戻すために」とリリーフで起用された。ここまで6試合、7回を投げて3四球と安定した投球を見せていた。

だが、先発したこの日は初回に2つ、二回に3つ、三・四回も2つずつの計9四球。安打は2本のみで無失点に抑えたが、4回で102球を要して予定の五回を投げることができず降板した。

試合後には平田二軍監督が「せっかく今まで積み上げたものが最後に…残念」とうなだれ、香田二軍投手コーチは秋季キャンプもこれまでの練習を継続させる方針を示した。

しかし、藤浪は今年3月に自ら志願して二軍落ち。以降、一軍で登板した8月1日を除いて半年以上二軍で調整している。その結果、制球は改善するどころか悪化の一途だ。それをこの先も続けてどうしようというのか。

阪神はこの日、ソフトバンク・中田賢一をトレードで獲得した。ソフトバンクは、今季の一軍登板が藤浪と同様1試合に終わった中田に活躍の場を与えようと、かつてFA市場で争奪戦を繰り広げた阪神に譲った形だ。

藤浪は、今季唯一の一軍登板だった8月1日の中日戦も4回1/3で8四死球ながら1失点、この日のハンファ戦も無失点。制球に目くじらを立てず、相手チームからの苦情も恐れない肝の据わった監督なら、十分に使いこなせる可能性がある。

だが、矢野監督や二軍首脳ら現場はすでに「二軍塩漬け」という結論を出している。阪神首脳陣では藤浪の再生は難しいため、再生させるにはトレードしかない。ソフトバンクの「温情措置」を目の当たりにした阪神フロントは、それでも藤浪の飼い殺しを続けるのだろうか。

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