阪神がミス連発で6連敗、矢野監督が木浪に公開説教

阪神 楽天

◆阪神2-3楽天◆
阪神がミスを連発してこのカード3連敗を喫し、連敗が6に伸びた。

またか…甲子園がため息に包まれたのは2点リードで迎えた五回の守備だった。先頭・ウィーラーのゴロを一塁原口が捕球できずに出塁を許すと、続く辰己のセンターへの飛球を近本がまさかの落球。四回まで三塁を踏ませない好投をしてきた高橋遥もここで集中力が切れたのか、太田の安打で満塁とされ、茂木に2点適時打を浴びて同点に。阪神の失策数は70試合消化時点で64に達している。

そして、1点を追う八回裏には今度は走塁で目を覆いたくなるようなミスが出た。木浪、福留の連続安打で無死一、三塁という絶好のチャンスで、近本の放った高いバウンドのゴロに三塁走者の木浪が本塁突入を躊躇して三塁に帰塁してしまった。ベンチでこのプレーを見て頭を抱えた矢野監督は、次の糸原の打席で木浪に代走・江越を送り、ベンチに戻った木浪に厳しい表情で“公開説教”した。

試合は結局1点差のまま敗れ、阪神は6連敗で貯金ゼロとなった。矢野監督は試合後も怒りが収まらない様子で「あの打球はホームにいけるプレーだったし、俺らの指導、勉強というのもある」と厳しい表情。「今日エラーした選手も、聖也(木浪)がなぜ帰ってこれなかったのかも、そこをしっかりと考える」と球場を後にした。

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