◆ヤクルト7-7阪神◆
阪神が継投ミスで終盤の5点のリード、延長12回の2点リードを守り切れず、痛い星を取りこぼした。
阪神は八回表に2点を追加し、5点リードとした。これが矢野監督の判断に狂いを生じさせた。3点差のままであれば八回裏をジョンソン、九回をドリスという“盤石のリレー”が予想されたが、5点差となったことで八回の裏のマウンドには福永が送り出された。福永は6日のヤクルト戦で今季初登板を果たし、1回を1安打無失点に抑えていたが、この日の登板は0-4からのいわば敗戦処理。リードしている中での登板は勝手が違った。太田、宮本、青木に三連打を浴びて無死満塁で四番山田を迎えることになったが、ここでも矢野監督は動かずに右越え2点適時二塁打を浴びる。ここでようやくジョンソンを投入したが、一度ブルペンからベンチに引き上げていたせいか、いつもの安定感がなく雄平に適時二塁打、村上に犠飛を打たれ同点とされ、開幕連続試合無失点も16で途切れた。
5-5に追いつかれてからは、藤川ら勝ちパターンの投手をつぎ込み、守護神ドリスには今季初の回跨ぎもさせて均衡を守り、延長十二回に中谷の2点タイムリーでリードを奪った。しかし、プロ初セーブがかかった場面で送り出した島本が山田に本塁打、中村悠に適時2塁打を浴びて無念の引き分けとなった。