◆DeNA1-2阪神◆
阪神が代走・植田の「足」で決勝点をモノにした。
1-1の同点で迎えた八回、一死から死球で出塁した高山の代走に起用された植田は、次の梅野の打席の初球に盗塁を決めた。そしてエスコバーの暴投で三塁に進むと、梅野の放った浅い中飛でタッチアップ。俊足を飛ばして悠々とセーフになった。
植田は前日の試合、1点を追う七回無死一塁で代走に起用され、盗塁死。翌日の決戦の舞台でリベンジを果たした。
お立ち台に立った植田は、「昨日やられてたんで絶対やり返してやるって気持ちは持って走りました」「思いっきり走りました。初球で行こうと決めてたんで、いい感じに決まりましたね。チャンスあるピッチャーだったので、行きました」と盗塁の場面を振り返った。
犠飛での生還については「梅野さんが結構、飛距離十分な打球を打ってくれたんで楽に帰れせてもらいました」と先輩イジリ。
スタンドのファンに向けては「すごく雰囲気いいと思うので、絶対ジャイアンツに勝って日本シリーズ行きたいと思います」と宣言して歓声を浴びた。