◆西武5-8オリックス◆
オリックス山本由伸が7回2失点で2勝目を挙げたが、4死球を与えた。六回にはプロ野球ワーストタイ記録となる1回3死球。西武ベンチからはヤジが飛んだ。
六回、先頭・山川の背中に152キロのシュート、一死後に中村の右手首に150キロのシュート。二死後、木村の腕に抜けたカーブが当たった。直後、「オラァ、何やっとんじゃワレェ」という怒声が。
よく響くのは、無観客試合ならでは。日本中に放送された。山本は七回に再び、山川に152キロのシュートをぶつけた。対する西武は浜屋が八回、オリックス大城に対して全7球を内角へ。7球目、143キロのストレートが死球となった。
この2チームは因縁がある。昨年8月13日、オリックスの一塁コーチ・佐竹コーチが3死球に激怒。マウンドへ走り、西武・森脇の胸を両手で突き飛ばした。原球審は佐竹コーチを暴力行為で退場とし、警告試合を宣告した。8月4日の西武戦でも岡田への死球をきっかけにあわや乱闘のにらみ合いを起こしていた。
11年には現巨人・中島宏之への死球をめぐり、両軍が入り乱れる乱闘騒ぎがあった。西武の監督は現GMの渡辺久信。西武もT-岡田にぶつけ、オリックスは怒りを溜めていた。
怪我がなくて良かった。
文・写真/BBNEWS編集部