◆西武4-1ソフトバンク◆
昨季パ・リーグ王者の西武が今季130試合目で、初めて首位に立った。
「負け数を考えたら、まだまだと思います。いつもと変わらずですよ」と辻監督は平常心を強調したが、3打点の森は「どうしても勝ちたいと思っていた」とお立ち台で話した。
昨季のクライマックスシリーズで、リーグ2位のソフトバンクに敗れた辻監督は、ファンへ挨拶する際、40秒ほど沈黙。「悔しいです」と涙を流した。
その日から悔しさを晴らす道のりが始まった。菊池、浅村という投打の主力が抜けながらも、森、中村を中心として、打線は相変わらず活発。新外国人右腕のニールは10勝を挙げ、夏場の巻き返しの原動力となった。
ソフトバンクとの直接対決は12日が最後。次に戦うならCSになる。勝ったチームにマジックがつく大一番だ。