◆オリックス2-1ロッテ◆
オリックスが西村監督のリクエスト成功などで、終盤の同点機を2度防いだ。
まずは2-0の七回。一死一、二塁で中村のレフトへの当たりで、二走マーティンが生還して1点差となり、一走清田も本塁へ。
レフト吉田正尚からショート安達、捕手若月へと中継し、本塁でのクロスプレーはアウトになった。先発・K-鈴木は「正尚と安達さんに助けられた」と感謝した。
続いて2-1の九回。抑えのディクソンが安打と四球で無死一、二塁のピンチを招き、続く鈴木はバントの構え。
捕手若月が3球目に二塁へけん制し、二走荻野は二塁へ戻ってセーフの判定。これに西村監督がリクエストし、判定は覆ってアウトに。これで一死一塁となり、ディクソンが鈴木、清田を連続三振に打ちとりゲームセットとなった。
西村監督は九回の若月のけん制を「場面が場面だったので凄く大きなプレーでしたね」と称えたが、指揮官も間違いなく、この日のヒーローだろう。追加点には繋がらなかったが、六回にもリクエストを成功させ、安達の盗塁をアシストした。
ヒーローは「これだけ沢山のお客さんが球場に足を運んで下さって勝てるっていうのが一番じゃないですかね。スタンドの皆さんもそうなんですけど、テレビの前の皆さんも、本当に沢山のファンの方にもう、ありがとうございましたと、はい。ありがとうございました」とお辞儀した。
これで4連勝。5位ロッテに3タテして1ゲーム差で、CS進出もまだ有り得る。be aggressiveーー反転攻勢の夏だ。