極度の制球難のため自ら2軍落ちを志願して調整中の阪神・藤浪晋太郎は、1軍開幕前日の28日も2軍本拠地の鳴尾浜球場で練習を行った。
キャッチボールやランニングなどのメニューを他の投手と一緒にこなした後、守備練習からは外れて一人遠投を行った。
1軍の開幕メンバーから外れるのは7年目の藤浪にとって初めての体験。だが、彼の表情からは悲壮感や切迫感は伺えない。練習の最後の安藤コーチとの会話では、ゴルフの話をしているようにも見えるのだが・・・。
先発陣にガルシアと西が加わったが、球団OBの藪恵壹氏は、藤浪の復活なくして優勝はないと指摘している。戦前の順位予想ではおおむね苦戦が予想されている中、阪神の首脳陣やファンの多くは藤浪の一日も早い復活を待ち望んでいるが、その日はいつになるのだろうか。