荻野貴司はロッテ残留へーFA戦士の動向⑥

ロッテ 特集企画・連載 ストーブリーグ

ロッテ・荻野貴司は今季、プロ10年目にして初めて規定打席に到達した。出場機会に恵まれなかったからではない。入団以来、毎年のように故障に泣かされてきたからだ。

ルーキーイヤーの2010年、「二番・中堅」の定位置を掴むと、46試合で打率.326、25盗塁を記録したが、スライディングの際に膝を負傷して離脱した。

50メートル5秒台の俊足で、打撃では投球を手元に引き付けて、力で弾き返す。細身に見えるが、かなりの筋肉質。持ち前の筋力とスピードに身体が耐えられずに故障に繋がる。フィジカルコーチはそう見ていた。

以来、昨季までの9年間で100試合以上出場したのは2度しかなかった。故障とリバビリを繰り返しながら、ようやく一年目のようなスピード溢れるプレーを取り戻した。

お山の大将が少なくないプロ野球選手にしては珍しく、控えめな性格だ。「自分をもっと出して欲しい」と首脳陣が言うこともあった。ファンや球団の後押しがあったからこそ、現役を続けてこられたという感謝を強く感じているという。

今年のように故障さえなければ、3割30盗塁は期待出来る。FA権を行使すれば、荻野を欲しがる球団は少なくないだろう。だが、荻野は残留する意向を固めている。球団とは話をしている。ロッテのファンに、残留という吉報が届く日も近いだろう。

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