◆ロッテ7-3ソフトバンク◆
「誤審」に負けず、よく頑張った。ロッテが連敗を5で止めたが、終盤に手痛い判定があった。
同点の九回表、先頭のバルガスが中越えに打球を放ち、球界最重量、133キロの巨体を揺らして二塁へ頭から滑り込む。中堅・柳田悠岐からの好送球を受けた牧原大成がバルガスにタッチし、二塁塁審津川の判定はアウト。井口監督はすぐにリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。
動画を改めて見る限り、牧原のグラブはいわゆる「空タッチ」で、バルガスには触れていない。グラブを掻い潜り、バルガスの腕がベースに到達しているとしか見えないのだ。グラブがバルガスに触れたなら縦に揺れるはずだが、それもない。
そう見えたのは筆者だけではない。直後からネット上ではこの判定、そしてリクエストの検証結果に疑問を呈するファンの声が飛び交った。
【悲報】SB対ロッテで大誤審!!!!リクエストも判定変わらずアウト… https://t.co/xKP7Sk4JDx pic.twitter.com/8z5urJCoEQ
— 毎日やきう速報 (@dailybaseball01) April 5, 2019
判定が覆らず、井口資仁監督は不満げな表情だったが、もっともだろう。審判の判定は絶対ではない。誤審があるからリクエストもある。「公平な判定」というリクエストを導入した最大の目的を考えると、映像で判定が覆らなかったのは意外という他ない。ロッテが勝ったから良しとせず、不審を抱いたファンに対してなんらかの説明が必要ではなかろうか。