点を取るけど取られもする西武、試合時間が長すぎる?

西武 オリックス

◆オリックス7-11西武◆
西武が27日、打ち勝って勝率5割に復帰したが、「打高投低」の傾向が顕著だ。

秋山、山川、森がいずれも猛打賞を記録するなど、今季最多の17安打、今季3度目の2桁得点。一方で昨季最多勝の多和田は六回途中5失点で白星がつかなかった。

チームの今季総得点はリーグ最多の130を超えた一方で、失点もリーグワーストで120を超える。初回に先制打、七回に決勝打の山川のコメントが象徴的だ。「チャンスで打てたのでよかった。昨年は打って勝ってきたので、今年も引き続き負けていても勝っていても次の1点を意識しています」。完封負けは一度だけあるが、点差が開いていても反撃するので、勝っても負けても打線は活発なのだ。

打線は最も点を取り、投手陣は点を取られるため、試合も長い。この日も試合時間は4時間超。25日までの平均は、九回までに限っても3時間20分で両リーグ最長。延長戦を含めると3時間33分で、6度の延長戦があるオリックスの3時間18分も超えるダントツ1位だ。3.11以降、電力消費量節減のために時短を目指している球界において、西武は「優等生」からは程遠い。

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