今季、一軍未勝利に終わった阪神・藤浪晋太郎投手が減額制限いっぱいの25%減の6300万円で契約を更改した。その結果、過去には何かと比較されてきた同期のエンゼルス・大谷翔平に再び年俸で逆転されることが確実になった。
藤浪と大谷は同じ歳でともに2012年ドラフト1位。大谷が日本にいたころは何かと比較された間柄だ。初年度はともに上限いっぱいの1500万。1年目は藤浪が二桁勝利、大谷が3勝3本塁打に終わり、2年目の年俸は藤浪が上回った。
しかし、大谷が2年目に「二刀流」で11勝・10本塁打を上げたことで3年目の年俸は逆転。3年目は藤浪が14勝を挙げたが、大谷が15勝でパ・リーグの最多勝を獲得し、4年目の年俸はさらに差がついた。
2人の差は大谷が2018年にMLBに移籍したことで逆転した。しかし、藤浪は金本監督が就任した2016年以降、制球難を悪化させ4年連続で年俸がダウン。ついに大谷の今季年俸を下回った。
大谷は順調ならば来季、年俸調停権を取得して2021年以降の年俸は跳ね上がると予想されている。2人の差はこのまま広がっていく一方なのか。契約更改の席で「素直に悔しい。しっかり練習するしかない」と巻き返しを誓った藤浪の復活を期待したい。
藤浪晋太郎 | 大谷翔平 | |
2013年 | 1500万 | 1500万 |
2014年 | 4500万 | 3500万 |
2015年 | 8500万 | 1.0億 |
2016年 | 1.7億 | 2.0億 |
2017年 | 1.6億 | 2.75億 |
2018年 | 1.2億 | 6000万 |
2019年 | 8400万 | 7215万 |
2020年 | 6300万 | ? |