沢村賞「見直す時期」堀内氏

NPB(プロ野球) スポーツ 巨人 中日

プロ野球で今季最も活躍した先発完投型の投手を表彰する「沢村賞」に23日、中日・大野雄大投手が初めて選ばれた。選考委員長の堀内恒夫氏は選考基準を見直す時期との考えを示した。

選考基準は7項目
・登板試合数 25試合以上
・完投試合数 10試合以上
・勝利数 15勝以上
・勝率 6割以上
・投球回数 200イニング以上
・奪三振 150個以上
・防御率 2.50以下

先発とリリーフの「分業制」が進んだ現代では、先発完投型の投手は減る一方だ。特に完投と投球回は達成するのが年々、困難になりつつある。それを踏まえ、堀内氏はブログに書いた。

「その選考基準に関して
『時代にマッチしていない』という声は
選考委員に届いていますし
我々も見直す時期にきている
見直すところはあると思っています。

いたずらに基準を
下げたくはないけれど

時間をかけてでも
取り組んでいかなければいけない問題
そう思っています」

とはいえ、昨年は「レベルを下げたくない」として、「該当者無し」とした。今年も大野雄の「受賞」に不満そうだ。

「『沢村賞』に敬意を表する意味で
厳しい言い方をすれば

選考基準を
ただ単に数字だけで判断したならば
今年も『該当者なし』
そうなったかと思う。

大野くんは素晴らしかった。
でも、選考基準7項目中
3項目しかクリアしていない
そういう見方もできるということ。

各選考委員の中で
今年は特別であることを加味して
判断していることを
どうぞ、ご理解いただきたい」

例えば、今季は12球団の完投が計55。最多は大野雄で10、2位が阪神・西勇輝で4である。大野雄との同時受賞が検討された巨人・菅野智之はわずか2。見直さないなら、毎年「該当者無し」となりかねない。

文・写真/BBNEWS編集部

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