米大リーグ・レッドソックスは16日、ロッテから海外FA権を行使した沢村拓一投手(32)の獲得を発表した。沢村は「悩み抜いて決断した」などとインスタグラムで報告した。
ドラフト1位で巨人に入団。1年目に11勝を挙げた。抑えに転向し、16年にはセーブ王を獲得。20年は三軍落ちも経験し、秋にロッテに移籍。22試合にリリーフして防御率1.71と復活を果たし、クライマックスシリーズでも登板した。
ロッテでは格闘ポケモンに因んだ愛称「サワムラー」を拝命し、親しみやすいキャラクターを演出した。ジャクソンが大麻を所有したとして逮捕されて退団する中で、ブルペンを支えた。
沢村は11月にFA宣言したが、ロッテは「宣言残留」を望み、無期限で返答を待つ方針を伝えていた。2ヶ月半を経て「#千葉からボストンへ」行くことを選んだ。
米メディアの報道によれば、契約は2年300万ドル(約3億1600万円)で、出来高が加わる。3年目は球団と選手双方に選択権があり、3年総額765万ドル(約8億1000万円)と見られている。
文・写真/BBNEWS編集部