楽天球団も使用「空間除菌」阪神グッズに疑問の声

NPB(プロ野球) スポーツ エンタメ・話題 阪神 楽天 事件事故・ゴシップ

阪神が10月1日、公式オンラインショップでカード型の「空間除去グッズ」を発売する。「身につけるだけでさまざまな空気トラブルを予防する」とうたっており、新型コロナウイルス対策に、楽天球団も使用した。だが、効果が不明との声もある。


グッズは「イオニアカード」という名前。空気中の水分と反応し、持続的にイオンを発生させる。身につけるだけで、スギとヒノキの花粉、PM2.5を除去するそうだ。メーカーのサイトには「ウイルス」という文字も記載されている。価格は税別4000円だ。


メーカーの社長は「花粉やPM2.5、インフルエンザウイルスなど、身近にある空気トラブルの要因を、簡単に軽減できる方法はないかな、と考えたのがスタート」と強調しているが、本当か。

某大学教授はバッサリ。「光が当たるところでないと効果が得られないのに、24時間どこでもイオンを発生すると言っている」「明らかに樹脂製のホルダーに入れて使う仕様になっているので、カード表面と空気中の水分が接触して光触媒効果が得られるか疑問」


また、球界では楽天が2月のキャンプで移動する際に使用したが、「科学的には効果はない」「きわめて悪質な商品です」と写真誌が医師の意見を紹介した。

消費者庁は5月、「身につけるだけで空間除菌」などと表示して携帯型の空間除菌用品を販売した5社に対し、景品表示法に違反の可能性があるため再発防止等の指導を行なった。「合理的な根拠を示す資料がない」と指摘している。

阪神のグッズのメーカーは「指導は受けていない」と強調しているが、消費者庁が指導したのは「宣伝」の内容。指導されなかったから効果があるということにはならない。

阪神は価格100万円超の純金製「トラッキー」人形を販売するなど、グッズは多種多彩。カード型「空気清浄化器」も数あるグッズの一つに過ぎない。

ただ、プロスポーツナンバーワンのプロ野球、かつ人気球団が発売すれば、効果を信じる人はいるだろう。3月に藤浪晋太郎ら選手3人、今月は糸原健斗主将ら選手、スタッフ計8人がコロナ「陽性」となったことを考えると、悪い冗談だ。

文/BBNEWS編集部 写真/BBNEWS、Twitterより

関連記事