楽天・鈴木大地、不仲説の古巣ロッテに1号

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◆楽天15-4ロッテ◆
強烈な恩返しだ。ロッテからFA移籍した楽天・鈴木が移籍一号となる3ランを放ち、古巣の連勝を8で止めた。

二回に4-2と逆転に成功し、なおも一死一、二塁。中村稔のストレートを右中間に運んだ。

三木監督は「大地本人はいろんな思いがあるんでしょうけど、今はイーグルスの大事な選手なので、これからもイーグルスのために活躍してもらいたい」と話したが、特別なのは間違いない。

鈴木は8年在籍したロッテでキャプテンと選手会長を経験した。伊東前監督の下、入団2年目の13年から16年までショートのレギュラーを務め、17年は二塁へコンバートされた。攻守に飛び抜けた力はないが、味方に声をかけてチームを引っ張るリーダーだった。

18年は井口新監督の方針で三塁へ。大学時代に慣れ親しんだポジションだが、2年連続のコンバートは異例のことだ。ただ、井口監督と親しいロッテ関係者によると、指揮官は鈴木を評価していなかった。


19年は将来の主砲・安田をレギュラーで起用する方針を打ち出した。だが、日本ハムとの契約がまとまらなかったレアードが加入したため、鈴木は16-18年に全試合に出場しながら、3番手の扱いとなった。

一塁・井上の不調などで次第に出番をつかんで140試合に出場したが、守ったのは一塁が89試合。外野は9試合。どちらもプロで初めての経験で、三塁の守備に就いたのは40試合しかなかった。

さらには井口監督の親友・鳥越コーチとそりが合わず、昨季は衝突したこともあった。

鈴木はオフにFA権を行使したが、ロッテに居場所はなかった。挙句、ロッテは鳥越コーチの教え子の福田秀と、井口監督と同じマネジメント事務所「PAMS」に所属する美馬、鳥谷を獲得した。

福田秀と美馬は争奪戦を制しての獲得だが、ロッテ以外から誘いのなかった今年39歳の鳥谷は、内野の複数ポジションが守れるというのが入団の理由だ。

鈴木は「やっぱり特別な思いというのはありますし、でも試合が始まった以上、相手は連勝中ですし。首位のチームだったので何とかこの6連戦の頭を取れればと思っていた。チームに貢献出来た」と試合後に話した。チームのために、という思考は変わらない。必要とされる新天地で、結果を残す。

文・写真/BBNEWS編集部

◆鈴木大地
背番号 7
カナ スズキ・ダイチ
出身校 東洋大
誕生日 1989年8月18日
年齢 30
血液型 O
身長 175
体重 79
所属履歴 桐蔭学園―東洋大―ロッテ
キャリア 9年
投打 右左
ドラフト年度 11
ドラフト順位 3
公式戦初出場 12年6月2日中日=QVC
年俸 1億円
昨季年俸 1億円
タイトル (ベ)13、16(ゴ)17
家族 既婚

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