◆楽天0-5日本ハム◆
楽天は日本ハム・加藤の前に散発3安打に終わり、今季10度目の0封負けを喫した。CS進出を目前に、勢いが無い。
先発した弓削が1回3安打2失点すると、西口をリリーフに送った。
石井監督は「もうあれ以上失点はしたくないというところでの選択になりました。本当なら3回くらいまで持ってくれればというところでしたけど、初回にああいうことになったので、それ以上僕としてはちょっと待てなかったかなというのはあります」と述べた。
必死の采配の背景は何か。19年オフ、平石監督の退任に際して、石井GM(現監督兼GM)は「3位はBクラスと一緒」と述べたことがある。だが、今季は3位が濃厚だ。19日のオリックス戦に勝ち、4位ソフトバンクが負ければCS進出が決まる。一方で、オリックス戦に勝たなければリーグ優勝の可能性は消滅する。
石井監督は2年ぶりのCSへ向けて、チームの雰囲気を気にかけている。
「打てる、打てないは結果なのでしょうがない」
「ただ、向かっていく気持ちだったり、ベンチでもう少しみんなでこの試合をものにするんだというものを出していければいいんじゃないかなと思います」
「少し、若干おとなしいところもある。向かっていく気持ちをみんな持っていますけど、そこをうまく表現することが大事かなと思います。もう1つ自分たちでムードを作っていかなくちゃいけない時期」
ただ、残り6試合で2位とは4.5差。3位からリーグ優勝と日本一を目指すしかない。
文・写真/BBNEWS編集部