柳田は子供で、オリはウェート…コロナで体力低下、防ぐには

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新型コロナウイルスの感染拡大により、プロ野球の各球団は活動休止、自主練習など様々な措置をとっている。開幕がいつになるかも不透明だ。打者なら速球や変化球に目が慣れないなどの技術的な問題は避けられないが、体力の低下を可能な範囲で防ぐためにはどうすれば良いのか。

政府が出した緊急事態宣言の対象地域に8球団があり、愛知県も独自に緊急事態宣言を出した。楽天は対象地域外だが、活動休止中だ。安楽智大は12日にインスタグラムを更新。「ジムにも行けないし、練習は公園と家でしか出来ませんが今出来ることをしっかりやりたいと思います」と書いた。

チームメイトの辰巳涼介は11日、広報を通じて最近の様子を公開。公園での素振りなどで毎日、4-6時間は体を動かしており、「昨年の打撃、守備、走塁の数字を全て大幅に上回る」とコメントした。

筋力トレーニングを出来るか出来ないかの差は大きい。オリックスは毎日のように、舞洲の球団施設で選手が筋力トレーニングに励む動画をインスタグラムに投稿している。

鎌田一生チーフトレーニング担当は自身のインスタグラムに吉田正尚、山本由伸らがトレーニングする様子を公開し、高いパフォーマンスを出せる秘訣を伝えることで知られる。

鎌田氏は5日、コロナウイルスで練習が制限される中で、参考になる情報を投稿した。オフシーズンのメンテナンスプログラムに関してだ。画像は英語のため、西武のニールも良いねしている。

投稿によると、14人のカヤック選手が世界大会後に2つのグループに分けられ、5週間を過ごした。一つのグループは完全オフ。もう一つのグループは週1回のウェイトトレーニングと週2回の有酸素トレーニングを行った。

完全オフのグループはベンチプレスが8.9%、ロウイングが7.8%、最大有酸素パワーが11.3%低下した。もう一つのグループはベンチプレスが3.9%、ロウイングが3.4%、最大有酸素パワーが5.6%低下した。どちらのグループも世界大会に合わせてコンディションを上げていた状態からは落ちているが、少しでも動いていれば落ち具合を調整出来るという結論だ。


ソフトバンクは9日に施設の使用を再開したが、活動休止中は選手にトレーニング器具を貸し出していた。柳田悠岐は子供を重りにしてトレーニングしていると明かしたが、無駄にはならない。可変式のダンベルを購入し、自宅でトレーニングする選手もいる。

DeNA藤岡好明が購入したのは、4.5〜23キログラムまで変えられる米国生まれの「パワーブロック50」。定価59000円プラス消費税だ。ゴールドジムなどを展開する株式会社THINKフィットネスが取り扱っている。同社が運営するトレーニング用品販売会社「フィットネスショップ」の通販サイトでは売り切れている。

楽天・津留崎大成も24キロまでの可変式ダンベルとトレーニング用のベンチを購入した。32キロの購入も検討中という。

数週間の完全休養を挟んだ方が、トレーニング再開後の筋力が増すという研究もある。ただ、開幕がいつになるか分からない現状では、逆算して調整するのは難しい。少しでも身体を動かすのが正解かも知れない。

◆緊急事態宣言該当地域の球団
・巨人
個人調整を「当面の間」延長
・ヤクルト
7日で自主練習終了、13日再開。8~12日は活動休止
・ロッテ
自主練習は9日まで中止。11日に再開
・西武
当面は自主練習
・DeNA
4月末までをめどに自主練習
・オリックス
17日まで自主練習
・阪神
当面活動休止
・ソフトバンク
8日まで活動休止。9日から自主練習
 
◆該当地域外の球団
・日本ハム
30日まで自主練習
・楽天
当面は活動休止
・中日
8日以降、班分けして自主練習
・広島
9日まで時差練習

文・写真/BBNEWS編集部

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