韓国プロ野球(KBO)は25日、今季FA権を持つ25選手の名簿を公示した。選手は27日までに申請手続きを行い、29日から国内外の全てのチームと移籍交渉が可能となる。
25選手で最も年俸が高いのはロッテ・ジャイアンツの李大浩。今回が2度目のFA権取得となる。ただ、38歳という年齢から、移籍は考えにくく、ロッテとの再契約交渉になるとみられているが、年俸25億ウォン(約2億3000万円)は大幅にダウンすると見られている。今季は打率.292、20本塁打、110打点という成績を残した。
韓国代表のエース、KIAタイガースのヤン・ヒョンジョン投手も2度目の取得。海外志向が強いとされるが、前回16年のFA時にはメジャーとの交渉が不調に終わり、結局KIAと再契約。32歳という年齢から、今回がラストチャンスとなりそうだが、今季は31試合で11勝10敗、防御率4.70と不振。果たして海外から声がかかるだろうか。
KBOは今年からFA選手をA、B、Cの3等級に分けてB・C級選手は補償が従来に比べ軽減された。ただ、新型コロナウイルスのために各球団とも財政は厳しい状況。FA市場が活性化するかどうかは不透明だ。
文/BBNEWS編集部 写真/instagramより