新型コロナウイルスの影響で世界の主要スポーツリーグの中止や延期が相次いだことで、台湾のスポーツくじが深刻なダメージを受けた。
21日の台湾・自由時報によると、台湾のスポーツくじを運営する台湾運彩の3~4月の売上は40億7000万台湾ドル(約146億円)で、前年同期に比べ45%減少した。
台湾スポーツくじは自国内のスポーツだけでなく、メジャーリーグ、欧州各国のサッカーリーグ、NBA、アイスホッケーなど海外スポーツに賭けることができる。日本のプロ野球も対象だ。3~4月はこれらの競技がほとんど行われなかったために、売り上げが激減した。
ただ、4月12日に台湾プロ野球(CPBL)が開幕し、1試合ごとの賭けや試合中の賭けを解禁したことで、やや盛り返した。5月以降については、韓国プロ野球やドイツ・ブンデスリーガが開幕したことで、売上は前年の90%程度まで回復しているという。運営会社は、今後については「楽観している」という。
NPBも現在目標としている6月19日に開幕できれば、台湾スポーツくじの5~6月の売上に貢献することになる。
文/BBNEWS編集部 写真/instagramより