日本ハム「吉田正尚シフト」井端氏はNO

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◆オリックス4-10日本ハム◆
日本ハムがオリックス吉田正に「正尚シフト」を敷いて、狙い通りにアウトにした。だが、専門家からは異論もある。

六回、吉田正はセンター返し。打球はゴロで抜けるかと思いきや、ショート中島が二塁ベース後ろにおり、一塁へ送球してアウトにした。左の吉田正尚に対して一、二塁間に3人を並べるシフトだ。

栗山監督は練習試合で巨人・丸に内外野4人を右側に並べた。昨季も吉田正だけでなく、楽天の右打者ウィーラーに対し、三遊間に内野3人を並べるシフトなどを披露した。

打球の傾向を調べて、飛ぶ確率が高い方に人員を多く配置するのは、大リーグで流行っている。だが、侍ジャパン内野守備コーチの井端弘和氏は専門誌で「多少は二遊間や三遊間を詰めるという工夫はすべきであっても、オーソドックスな定位置から大きくポジションを変えるのは疑問がある」と否定する。

理由として、65%の確率で左右どちらに飛ぶというデータがあっても、残り35%にどこで当たるか分からないためという。止めたバットやどん詰まりのケースでは打球方向が変わる。それを米では「アンラッキー」で片付けるが、井端氏は異なる考え。さらに、ピッチャーも嫌がるのでは、とも言う。確かに、本来なら打ち取った当たりが安打になるのは嫌だろう。

「大胆なシフトを取らなくても、むしろ取らない方が、1シーズン、1試合をトータルで考えるとアウトにできる可能性は高くなると確信している」と断言する。

さらに、データ偏重により、イチローが引退の際に指摘していた「アタマを使わない野球」となることも危惧している。打者の状態を見ると、データと真逆のことを感じるケースもあるそうだ。

栗山監督は特定の打者にしかこうしたシフトは敷かず、大リーグほど多くはない。因みに、栗山監督の後任候補の筆頭は侍ジャパンの稲葉監督で、井端氏は侍ジャパンの内野守備コーチ。稲葉監督が指揮すれば、侍ジャパン同様、日本ハムも極端なシフトがなくなる可能性もある。

文・写真/BBNEWS編集部

◆吉田正尚
背番号 34
カナ ヨシダ・マサタカ
出身校 青学大
誕生日 1993年7月15日
年齢 26
血液型 B
身長 173
体重 85
所属履歴 敦賀気比(甲)―青学大
キャリア 5年
投打 右左
ドラフト年度 15
ドラフト順位 1
公式戦初出場 16年3月25日西武=プリンス
年俸 2億円
昨季年俸 8500万円
タイトル (ベ)18、19
家族 既婚

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