新型肺炎プロ野球にも影響?選手は警戒、キャンプ地は…

NPB(プロ野球) 巨人 DeNA キャンプ情報

コロナウイルスによる新型肺炎により、プロ野球のキャンプにも様々な余波が生じている。

ジェトロによると、中国内での感染者数は29日0時時点で5974人で、28日から1459人増えた。中国の感染者数は、02~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染者数5327人を上回った。死者は132人にのぼる。

日本でも7人の感染者が確認され、政府は28日の閣議で新型肺炎を、国民の生命や健康に重大な影響を与える恐れがある「指定感染症」に指定した。

プロ野球選手は身体が資本で、まさか感染する訳にはいかない。28日に来日したDeNAソトと巨人のパーラは共にマスクを着用した。ソトは「母親からマスクをしていきなさいと言われたので」。マスクを初めて着用したというパーラは「世界的なニュースなので、自分を守るためにマスクをした」と話した。

キャンプ地沖縄にも影響がじわり。沖縄観光コンベンションビューローは28日、沖縄を訪れる観光客のキャンセル数が1万3000人を超えたと発表した。

沖縄ツーリズム産業団体協議会の会議では、中国政府が海外旅行の禁止に踏み切った影響などにより、沖縄県内の旅行会社に少なくとも4742人分の予約キャンセルが入っていると報告された。別の旅行団体の集計では、3月末までの中国客のキャンセル数は判明しているだけで3240人を超えるという。

プロ野球チームの宿泊先では、阪神が利用する波岬ロイヤルホテルは1月中旬には2月の金土はほぼ満室だったが、今は空室が出ている。

日韓関係の悪化も追い討ちをかける。19年の韓国からの沖縄の観光客数は18年から31.5%減って38万人。昨年は10球団のうち7球団が沖縄でキャンプをしたが、今年は日本でキャンプ日程のすべてを消化する球団はサムスンのみだ。

DeNAが宿泊するラグナガーデンホテルはキャンプ期間中は、夏のハイシーズンなどに次ぐ高価格帯に設定している。中国の旧正月に当たる春節と、それに続くプロ野球のキャンプの時期は例年なら稼ぎ時。県観光振興課は肺炎の影響による観光客減を認めた上で、プロ野球キャンプも含めたプロモーション活動で穴埋めしたい考えだ。

肺炎の影響が続けば、ホテル側が空室リスクを考慮して、室料を下げる可能性もある。中国でも日本でも、感染が拡大しないことを願いたいが、野球ファンは、満室や予算の都合で泊まれなかったはずの球団宿舎に泊まれるかも知れない。

文・写真/BBNEWS編集部

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