救援陣フル回転で首位の楽天、反動が怖い?

オリックス 楽天 コラム

◆楽天5-3オリックス◆
楽天は20日、マーティンの危険球を顎に受けて打撲して欠場していた島内が四番に復帰して2点本塁打を放つなどの活躍で、オリックスに競り勝って球団900勝目。首位をキープした。

則本、岸の先発右腕二枚を欠きながら首位に立つ要因としては、この日も先発して2勝目を挙げた美馬や福井、辛島、安楽ら先発陣が試合を作っていることが挙げられる。だがそれ以上に、フル回転している救援陣の存在が大きい。

勝ちパターンもしくは同点で投げる陣容と、18試合を消化した20日までの登板数を見てみる。

松井12試合7セーブ
ハーマン12試合7ホールド
宋家豪9試合7ホールド
青山10試合2ホールド
高梨9試合2ホールド

20日も青山以外の4人が登板し、2点差を守りきった。ちょっと異常ともいえるハイペースである。このペースだと松井とハーマンは95試合、他の3人も70試合以上に投げる計算になってしまう。

勿論、これまでのように競合いが増えれば、勝ちパターンの投手は出番が増えやすいし、このペースが続くとは考えにくい。だが、投手の分業制は当然の時代とはいえ、昨季4完投の則本の不在を考慮しても、余りにも多すぎるだろう。ある解説者は今月上旬、平石監督が先発を5回途中で交代したのを見て、「(トーナメント制の)高校野球じゃないんだから。あんなに一生懸命に戦っていたら1シーズン持たない」と危惧していた。

平石監督の投手起用から想起するのは、ソフトバンクの工藤監督である。14年から4シーズンに渡り60試合以上を投げたサファテは昨季、股関節の痛みを訴えて手術を受けた。17年に72試合に登板した岩崎も昨季、肘を痛めて離脱した。

松井やハーマンの安定感を見ると、つい頼りたくなるのも理解出来るが、酷使のツケが故障という形で回ってくるのではないかと危惧してしまうのだ。

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