◆中日3-3巨人◆
巨人の先発・菅野は得意の中日に対し、7回1失点。3-1とリードしていたが、原監督は継投策を選択。リリーフがリードを守れず、勝ちを逃した。
菅野は今季の中日戦2試合で2勝0敗で2完投、18回で1失点。この日は7回で球数96、被安打3、奪三振6、四死球1、1失点。
これまでのように完投させるかと思われたが、八回の攻撃で代打ゲレーロが送られた。中5日で14日の広島戦に登板させるため、球数を考慮したのが理由だ。
しかし、八回に抑えの中川がつかまり、菅野の5戦ぶりの勝ちは消えた。
巨人の先発陣は、11勝を挙げている山口俊が腕の張りで二軍調整中。頭数が足りず、菅野を中5日で回すプランを実行することになった。
腰の違和感で出場選手登録を抹消されるなど、今季の菅野は本来の姿ではない。
しかし、宮本コーチは試合後、「次の広島戦をにらんだところで、考えたところでの降板です。もう完璧です。菅野が復活したということです」と断言した。
得意の中日戦に一度好投しただけで、「復活」とするのはどうか。次戦に真価が問われる。