広島・菊池涼介 残留は広島と侍にプラス

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ポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指していた広島・菊池涼介が移籍を断念し、新たに来季から4年契約を結んだ。推定年俸は今季の2億4000万円から3億円プラス出来高払いにアップした。

菊池が残留を決めた理由に挙げたのは、大リーグの補強を取り巻く昨今の流れだ。年内はトレード市場が動き、その後に左腕の救援投手など希少価値の高いFA選手が決まる。年明けに大物選手の争奪戦がスタートする。30代の選手達は交渉も後回しとなり、値崩れを起こしている。

菊池は29歳。決して若くはなく、守備力こそ高いがOPSは低い。前記した流れに沿えば、移籍が決まるとしても、時間を要するのは間違いない状況ではあった。夢を追うならマイナー契約から這い上がるのはありだが、移籍するなら、広島のような好条件はまずあり得ないだろう。

広島にしてみれば、V奪回に向けて、菊池の残留はこれ以上ない「補強」だ。秋季練習やキャンプでは、菊池離脱を想定して、小園海斗や堂林翔太が二塁の練習を行なった。さらには、二番に入った選手も菊池以外にほぼおらず、攻撃面でも穴が空くことになりかねなかった。「二番・二塁」が固まったことは、攻守で大きなプラスとなる。


東京五輪で金メダル獲得が義務付けられている侍ジャパンにとっても、菊池の残留は朗報だ。優勝したプレミア12で、菊池、秋山翔吾、山口俊ら移籍を目指す選手を招聘した。五輪へ向けて違う選手をテストする選択肢もあり得たが、稲葉監督ら首脳陣は、彼らを優勝に向けて不可欠な戦力と判断した。


菊池は東京五輪でも二塁を守るだろう。浅村栄斗、山田哲人、外崎修汰ら所属チームで二塁を守る選手は多いが、ファーストチョイスは菊池。卓越した守備力を、稲葉監督は高く評価しているからだ。17年WBCを含めて、国際大会の経験も豊富だ。

広島、侍ジャパン。双方にプラスの大きい、日本残留だ。

文・写真/BBNEWS編集部

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