◆広島7-6ロッテ◆
広島のドラフト1位ルーキー・小園海斗が「一番・遊撃」でスタメン出場、初回のプロ初打席で初安打を放ち、先制のホームを踏んだ。
追い込まれてからの三球目、外角低めの変化球に体制崩しながらも粘り腰でレフト前へ。捕逸と犠打で三塁に進み、西川の三塁打で先制の初得点も記録した。ただ、2打席目以降は三振、三振、左飛、二ゴロで、八回には初失策も記録。小園は「悔しい結果になったのでこれからの糧にしたい」と反省を口にした。緒方監督は試合後「初打席で安打が出るんだから何か持っているよね。まあこれから使うかどうかは別として失敗を恐れることなく、一つ一つ経験して成長していって欲しい」と評価した。
一方、小園にポジションを奪われて連続フルイニング出場記録が635試合で途切れた田中広輔は代打で途中出場し、守備にもついた。「もちろん悔しいですけど、自分のやることは変わらない。少しでも貢献できるように頑張りたい」とポジション奪回に意欲を見せた。ここまで打率1割台と低迷しているが、小園の登場が刺激となるだろうか。