巨大戦力のはずが・・・巨人でまさかの人材難?サードは誰だ

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大補強は何だったのか。巨大戦力を誇る原巨人が「ホットコーナー」と「クローザー」の人材難に苦しんでいるのだ。4つの外国人枠と密接に絡むこの問題。今回は三塁について書きたい。

大補強を主導した原辰徳監督の構想では、昨季ブレイクした岡本和真を固定するはずだった。だが、キャンプ中に背中の張りを訴えて以降、一塁に回っている。

本来なら、代わりに三塁のレギュラーを務めるのは新外国人のビヤヌエバ(通称ビヤ)だ。
巨人は昨季メジャー20発の大砲を、阪神を含めた日米球団との争奪戦を制して獲得した。出来高を含めた年俸は300万ドルで、更には古巣パドレスへの移籍金も支払ったとされる。

バリバリのメジャーリーガーが来たと、巨人ファンならずとも胸を踊らせる補強のはずだった。だが失礼ながら、この大物助っ人があまりにも期待外れなのだ。「左投手には強いが右投手に弱い」というデータは知られていたが、投手の左右を問わず、パリーグ相手でも徹底した外角攻めにお手上げだ。

パワーが武器のはずが、オープン戦では未だに長打がない。低打率に苦しみ、16日にオープン戦で初打点を記録した際は「久しぶりのヒットで…三塁に走るか、一塁に走るか少し迷いました」という自虐ぶり。

さらには守備も緩慢で、球際に弱い。内野安打を含め、記録に残らないミスは少なくない。打撃は慣れればアジャストしてくる可能性が多少はあるだろうが、三塁守備の拙さは、優勝を狙うなら致命的な欠陥とみる。「一三塁を守れる」という触れ込みのビヤは、オープン戦では二塁も守ったが、外国人補強を担当する巨人の国際部は、一体どんな評価を下していたのか。

ビヤが寝違えで欠場した18日のマリナーズ戦では、三塁に入った田中俊太が適時打を放った。こちらの方が機動力があるので、他球団は嫌がるのではないか。原監督は、オリックスから自身の肝いりで獲得した「私とは相性が良い」(原監督)中島の他、キャンプで二軍にいたマルティネスも三塁でテストしており、「ポストビヤ」に備えている。だが、故障がちな36歳の中島が一年間、三塁を務められるとは思えない。

そこで、ファンが想起するのがマギーである。昨季、打率285、21本塁打84打点を挙げたにも関わらず、今年で37歳を迎えることもあり、巨人は契約を更新しなかった。マギーは帰国時、涙を流して退団を悲しんだ。

楽天で日本一を経験するなど、セパ両リーグを含めた日本球界での実績を考慮すれば、そこそこの成績は期待出来る。金満補強でギャンブルするぐらいなら、万が一に備えて残しても良かったように思えるのだが。よほどビヤの活躍に自信があったのか。300万ドルの大砲がレギュラーをつかめなければ、前代未聞である。

巨大戦力から精鋭を選抜するどころか、まさかの人材難。「四番サード原」。お馴染みのアナウンスで親しまれていたホットコーナーを、シーズンでは誰が守るのか。ビヤへの高額投資とマギーの涙を無駄にしたくはない。

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