巨人・丸2発、復活の理由

NPB(プロ野球) 巨人 中日 コラム・読み物

◆巨人6-1中日◆
巨人・丸が6月23日のDeNA戦以来となる1試合2発を放つなど4打点を挙げた。先制された直後の初回に決勝11号3ランを右翼へ放つと、六回には12号ソロを再び右翼席へ。13日には適時打を放っており、完全復活を印象づけた。

初回、中日・ロドリゲスが2球続けた内角スライダーを狙い撃って右翼ポール際へ。
「まずは同点と思っていましたが、ホームランという最高の形で逆転できて良かったです!わっしょい、わっしょい」とコメントした。

原監督が後半戦に掲げるのは、チーム一丸で神輿を運ぶ「わっしょいベースボール」。指揮官も丸ポーズで喜んだ。六回の先頭では151キロの内角ストレートを弾丸ライナーで右翼席中段に打ち込んだ。

2年連続セ・リーグMVPに輝いたこともある我が軍の「枢軸」も、今季は打撃不振に苦しんだ。4月には新型コロナウィルスに感染、濃厚接触となることを理由に、趣味の将棋を禁じられた。5月には凡打を続けて途中交代させられた。6月には二軍での再調整も経験した。19年に巨人にFAで加入してから、不振を理由に二軍落ちするのは初めてだった。

降格した6月5日の時点では打率.227、4本塁打8打点だったが、同18日に昇格してからは23試合で打率.400、8本塁打22打点と二重丸だ。14日の試合後、「ファームで長嶋終身名誉監督にご指導していただいたので」と感謝した。ジャイアンツ球場に、わざわざミスターが訪問。同郷の後輩に助言した。

丸は「気持ちも整理して打席に入れている」と言う。前半戦は、構えた時にバットをヒッチさせてタイミングを取る動きが大きくなり、身体が開いていた。時に狙い球をしぶとく待って狙い撃つ思い切りの良さも失っていた。続いたスライダーを仕留めた1発目、151キロに差し込まれずに振り抜いた2発目はともに、「最高の形」。修正の成果を物語っている。

「自分でも力感なく、ある程度バランスよく振れてるときっていうのは結果が出てる時だと自覚している」「2本ともスムーズにバットが出て、変に力まずにできたんじゃないかなと思います」と手応えを強調した。

復活を待ってきた原監督は「もう見事でした。立ち上がりの3ランもね。相手投手としては一番つらい。立ち上がり難しいところを、彼が打ってくれたというのは大きいですね。今日は丸が非常にいい役割をしたと思いますね」

リーグ3連覇と、日本シリーズ優勝へ。丸が祭りの主役候補だ。

文・写真/BBNEWS編集部

◆丸佳浩
背番号 8
カナ マル・ヨシヒロ
出身校 千葉経大付
誕生日 1989年4月11日
年齢 31
血液型 AB
身長 177
体重 94
所属履歴 千葉経大付(甲)―広島
キャリア 14年
投打 右左
ドラフト年度 07
ドラフト順位 3(高)
公式戦初出場 10年9月12日巨人=東京ドーム
年俸 4億5000万円
昨季年俸 4億5000万円
タイトル (優)17、18(安)17(盗)13(出)18(ベ)14、16~20(ゴ)13~19
家族 既婚

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