巨人逆転負け、救援陣がアキレス腱に

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◆巨人6-11ヤクルト◆
巨人が13日、ヤクルトに逆転負けして首位から陥落した。5-4と逆転した直後の七回からセットアッパーの吉川光夫を投入したが捕まり、課題の救援陣が綻びた。

誤算でもなんでもない。想定の範囲内である。昨季20敗した救援陣に信用が置けないのは、今季も同じだ。七回から登場した吉川だが、リードは1点。守護神候補のクックへ繋いで守り切れると、原監督は本気で思っていたのだろうか。

吉川は先頭の荒木から三振を奪ったが、代打・大引に二塁打を浴びると不安定に。続く青木にはあわや頭部への死球となる内角高めへのボール球を投じると、ファウルで粘られて四球。山田は打ち取ったが、バレンティンには2-1から直球を狙い撃たれ、バックスクリーンへ運ばれた。

吉川は日ハム時代の12年こそ14勝を挙げたが、巨人に加入した17年以降はさっぱり。短いイニングなら直球が生きると、救援への適性を買われて転向したが、根本的に安定感がない。今季も12日までの登板4試合で、三者凡退で切り抜けたのは僅か一度。これまではたまたま、大量失点に繋がっていなかっただけだ。

クックはまだ1点差での登板がなく、吉川もとうとう炎上した。14日も首位奪回を期してヤクルトと戦うが、「勝利の方程式」を確立しなければリーグ優勝も日本一も難しい。
原監督は吉川について試合後、「どういう状況でも次につなげることが大事」と語った。次もチャンスを与えるのだろうが、救援陣が巨人のアキレス腱になると筆者は見ている。