◆巨人7-4DeNA◆
巨人の桜井俊貴が23日、プロ初勝利を挙げた。2015年のドラフト1位右腕がようやく初白星だ。
巨人は6-0で五回を迎えたが、先発の今村がソトに3点本塁打を浴びて3点差。筒香を打ち取り一死となり、右打者のロペスを迎えたところで桜井が呼ばれた。ロペスを三邪飛、大和に安打を浴びるも、石川を左飛に。回またぎとなった六回は二死から連打で失点するも、ソトを打ち取った。桜井は1回2/3を1失点で、6-4で降板。アダメス、沢村、中川の救援陣がリードを守り切った。
桜井は「こんな形で勝てると思っていなかったが、うれしいです。とにかく抑えるという気持ちでマウンドへ上がった」と喜んだ。
故障もあり、ドラフト1位の期待に応えられていなかった。16年3月30日に先発として初登板したが五回途中4失点で降板し、そのまま肘の違和感で離脱。以降はリリーフのみの起用で、昨季は一軍登板がなかった。ドラフト同期の西武・多和田、DeNA・今永らとは差がついた。救援として期待された今季も防御率6点台と安定感を欠いている。
「感謝の気持ちでプレーしていこうという気持ちでやっている」と語った桜井。この勝利をきっかけに、陣容が固まりつつある救援陣の中で、役割を確立したい。