巨人新助っ人サンチェスの“ジキルとハイド”・・・来季はどっちだ?

NPB(プロ野球) 巨人

巨人が新外国人アンヘル・サンチェス投手(30)と来季の契約で合意した。巨人はポスティングでMLB移籍を目指す山口俊の穴を埋める「先発の柱」として期待しているが、果たして“山口級”の期待をかけていいのだろうか。

ベネズエラ出身の右腕は今季、韓国プロ野球(KBO)のSKワイバーンズでのサンチェスの成績は申し分なかった。最速156キロの直球にカットボール、チェンジアップなどを武器に28試合、165回を投げて17勝5敗、防御率2.62。被本塁打はわずか2本。本塁打が出やすい東京ドームを本拠とする巨人はこの点も考慮しての獲得だったという。

だが、韓国移籍初年度の昨季の成績はまるで別人だ。29試合、145回1/3を投げて防御率は4.89、8勝8敗という成績だった。中でも気になるのは被弾数で、26本。この年のKBOで5位の多さだ。

2018年と2019年で別人のような成績となった理由として、韓国では2つの理由が挙げられている。一つは韓国の生活環境に慣れるのに時間がかかった事。移籍初年度は韓国の食事が口に合わずに体重を大きく減らすなど、体調の維持に苦しんだという。韓国での生活に適応した2年目は体調不良に悩まされることなく十分に力を発揮できたという訳だ。

そして、二つ目の理由はKBOは今季から「低反発球」が使われた事だ。KBOではこのために、2018年に1756本だった本塁打が今季は1014本に激減した。サンチェスの被弾2本は100回以上を投げた投手の中では最も少ない数字ではあるが、先発ローテーションを守って被弾数が一桁の投手は少なくない。

初めての環境で、低反発球という味方もない来季のサンチェス。果たしてどちらの姿を見せるのだろうか。

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