◆楽天2-3巨人◆
「あわや」というところだったが…巨人・高木京介の不敗神話が継続した。高木は自身が持つプロ野球の連続不敗記録を更新中で、この試合で160となった。
高木は1-1の八回から登板し、二死から浅村に勝ち越しソロを浴び、負け投手になれば不敗記録が途切れるという状況になった。
だが、直後の攻撃で、楽天の守護神・松井から岡本が安打で出ると、ビヤヌエバが逆転の2点本塁打を左翼へ打ち込んだ。ビヤヌエバさまさまである。
救世主となったビヤヌエバは「高めを狙っていた。なかなか失投はないが、失投を捉えることが出来て良かった。交流戦なのであまりデータはないが、一日一日を大事にしたい。ピッチャーを助けるようなバッティングをしたい」と落ち着いた様子でヒーローインタビューに答えた。
高木は16年3月に野球賭博への関与が発覚して1年間の失格処分を受けた。処分が明けた17年3月に育成選手として再契約した。18年3月に支配下登録選手に昇格した。野球賭博に関与した福田、笠原らが退団したのにもかかわら、高木だけが再契約をしたのは、不敗記録の保持者だったからと見られている。自らを救ったとも言える記録を継続させてくれたビヤヌエバに、高木は頭が上がらないだろう。