巨人・菅野ベースカバー怠る、粘れず7敗

NPB(プロ野球) スポーツ 巨人 阪神

◆巨人0-3阪神◆
優勝争いを占う「伝統の一戦」の2戦目は2位・阪神の先発・高橋が5安打13奪三振、128球の力投でプロ初完封を飾った。対する巨人のエース菅野は六回まで無失点だったが、七回に糸原にソロを被弾すると、八回にも2失点して降板。8回1/3を6安打3失点で7敗目(5勝)を喫した。2位・阪神と3位・巨人のゲーム差は「3」に広がった。

落日の巨人と菅野を象徴するような場面があった。

1点ビハインドの八回、一死から投手の高橋に安打、近本にも二塁打を浴びて二、三塁に。さらに中野に2点適時打を許したが、マウンドに呆然と立ち尽くし、本塁のカバーも怠った。かつて「球界のエース」と呼ばれ、楽天・田中将の年俸9億円に次ぐ8億円を稼ぐ男もショックを隠しきれなかったのか。

リリーフにデラロサが送られ、ベンチへ退くと不満げ頬を膨らませ、切ない表情を浮かべた。試合後、「悔しいですが、まだ戦いはあるので次に向けて頑張ります」とコメントしたが、後半戦は3勝3敗。前半戦は腰の不調などで3度の抹消を繰り返し、五輪も辞退した。

優勝へはエースの復活が欠かせないが、投球内容もイマイチ。おじの原監督は「粘りどころでもうひとつ踏ん張れなかったというしょうね」と評した。

ただ、基本的なプレーをこなすというのは、投球内容以前の話である。打席では相手の投球に食らいつき、犠打も守備も得意としている。かつて自主トレでは中川、桜井らをハワイまで引き連れ、指導した。費用は菅野が支払った。エースとして手本になり、チームを引っ張ることを心がけてきたからだ。今季の優勝には「自分以外」の活躍が必要とも語っている。

それだけに、菅野の変調ぶりが目立っている。

文・写真/BBNEWS編集部

◆菅野智之
背番号 18
カナ スガノ・トモユキ
出身校 東海大
誕生日 1989年10月11日
年齢 31
血液型 A
身長 186
体重 92
所属履歴 東海大相模-東海大
キャリア 9年
投打 右右
ドラフト年度 12
ドラフト順位 1
公式戦初出場 13年3月30日広島=東京ドーム
年俸 8億円
昨季年俸 6億5000万円

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